発売日!

8thアルバム「BADモード」CD発売日です! 配信開始から1か月以上、いつもよりも「アルバムが出る」というピークポイントが長く続いている感じがして嬉しいです。やはりパッケージを手に取って「受け取った」という気持ちになる方も多いのではないでしょうか。これまでの宇多田ヒカルのアルバムリリースとは異なる形で、いわゆるCD通常盤1種では勝負できないマーケットになったということでしょうから、今後もCDでの発売が続くといいな… と少し不安になる気持ちもありますが、今回の初回盤はHikkiからの嬉しい仕掛けが満載で、パッケージの良さが詰まっている作品になっていると思います。

 

今回は地上波テレビ番組への出演はないようですが、有料配信ライブ、インスタ生配信(今夜!)とファンへ向けてのある程度的を絞ったプロモーションが展開されているように思います。形は異なれど盛り上がりには欠けないというか、コアなファンにとっては嬉しい限りです。インスタ生配信も2020年の5月以来、定期的に続いていて素晴らしいですね。内容とか、Hikkiの調子とか、一部批判もあるようですが…、無料で緩くやってくれていることですし、どこまで求めるかは難しいところですよね。個人的には、Hikkiが好きなように(仕事として)やってくれていれば良いので、とにかく無理をしないで頂ければ。それだけです。

 

「BADモード」はかなりシングルの割合が多いですから、「Distance」や「HEART STATION」に近い印象も受けるのですが、アルバム全体の統一感というとやはり群を抜いていて、この10曲揃えるのを目指して作られたかのようなセット感がありますね。【以下ネタバレですが】初回盤特典のBehind Sceneで、自身の声について悩んでいる様子が語られていましたが、最初にこのアルバムを聴いたときに前述の統一感やサプライズも多く「あ、宇多田ヒカルはエンターテイナーになったんだな」と思ったのですが、やはり自身の声の調子に神経質になっている様子も、そういうところから来てるのかなと勝手に(笑)腑に落ちました。活動再開後~2018年のツアーくらいまでは、声を出すのが怖くなくなったのかな、そこに揺るがない芯が出来たのかな、と思っていたのですが、そこからさらにクリエイターだけでなく、表現者としてのステージを登っていましたね。

 

さて! じゃあアルバムが発売されました、となると今後の活動はどうなっていくのかな? とはいつも思いところで、前回(初恋)はその後年末にツアーがありましたからね。シングル「Face My Fears」の発売も続きました。今回は1月に完成して2月のリリースですから、(もちろん量産して欲しいと思ってるわけではないですが)年内にまた新曲等々、聴ける可能性は十分ありますよね。「君に夢中」や「Time」の英語版もあるかもしれませんし。まあ全然なくてもいいんですけど(笑)、そこはHikki次第ですが、今までの傾向ではというところで。あっという間ですが、今年の12月9日からデビュー25周年イヤーでもあります。そこに向けての動きがある、かもしれませんし。Hikkiのスタンス的にアルバムが区切りでひと休みします、というわけではなく、制作はいつも断続的に続いているものでしょうから、また次にポロッと落ちてくるものを、「BADモード」をヘビロテしながら楽しみにしたいと思います。