SAKURAドロップス

「シン・エヴァ」公開から1年のエントリーを書こうと思い続けていたのに、あっという間に4月に入ってしまいました。。

 

季節はどんどん移ろって、桜の季節も通り越そうとしています。まさにSAKURAドロップスのごとく、桜の雨が降っている今日この頃。東京は開花からの気温が低く、そこまで酷い風雨もなかったので、今年の桜はかなり長く楽しめた印象。毎年このくらい楽しめるといいんですけどね。開花してからの気温が高いと1週間も持たず葉桜になってしまう年もあるので……

 

SAKURAドロップスといえば実際に桜の散った後の初夏を描いている歌ですので、この季節にふさわしいのは桜流しの方ですね。と言えど、桜流しも厳密には歌詞に「桜」が出てくるわけではないので、花が散っていく様子であればどの季節の植物にも重ねられる歌。「桜流し」という言葉自体は、桜が散って流れている様子だけでなく、桜を散らしてしまう無情の「雨」を指してもいるようで、この辺り季節や心情のレイヤーの重ね方はSAKURAドロップス桜流し、どちらも宇多田ヒカルらしく素晴らしい作り方をしてますね。奇遇にも2020年はSAKURAドロップスから20年、桜流しから10年という年でもあります。となると10年に一回くらい、桜の歌を歌っても(作っても)いいんじゃない? と思ったり 笑>Hikki

 

思えばSAKURAドロップスはリリース以後のライブ・コンサートでは必ず歌われている楽曲でもあります。個人的には「Utada In The Flesh 2010」でのピアノ弾き語りバージョンが一番好きです、シンプルなバンド演奏っぽいアレンジで。「WILD LIFE」のアレンジも素敵でしたが、少し大人しすぎて好みではなかったり。やはりSAKURAドロップスは、あのドラマチックなエンディングが好きなので。Hikkiの楽曲でエンディングが一番好きな歌と聞かれれば、迷わずSAKURAドロップスを選ぶと思います。

 

今年は桜の花を長く楽しめたからか、葉桜の緑が深くなる新緑の季節も楽しみです。GWあたりには桜も完全に葉っぱになるでしょうか。寒空に枝だけだった冬、美しい花を咲かせた春を経て、鬱蒼とした葉桜の初夏も爽やかで好きです。アルバムが出たばかりなので新曲等々は先のことでよいとして、また近いうちにインスタライブやってくれないかな♪